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ビジネス・スクールの宿泊研修が行われました。

2011/08/12

7月23日(土)~24日(日)、山形大学蔵王山寮において、「やまがた6次産業ビジネス・スクール」の宿泊研修が行われました。



講師には事業戦略構築研究所AXの高木響正先生を迎え、「農業の経営戦略-実践編」と題して講義が行われました。



講義では、

・「食」は大衆市場から個別市場に変化している。以前は、「贅沢をする人たち」と「安いものを求める人たち」に市場が大きく分かれていたが、今では、個人レベルで「贅沢をするとき」と「安いものを求めるとき」を使い分けている。

・「戦略」と「戦術」は異なる。戦略は大局的な事業計画で、戦術はそれを実践するための手法。まず事業戦略を立てたら、「ニーズの分析」「自己の分析」「競合ライバルの分析」(これを“三つのサイコロ”という)を行い、具体的な戦術構想に結びつけていく。

・農業法人など組織的に事業を行うならば、必ずリーダーをトップとしたピラミッド型の組織体系が必要で、それぞれの立場において役割と責任を明確にしなければならない。ただ寄り集まるだけでは、消費者を無視したなあなあの議論に終始する恐れがある。

など、6次産業を推進するにあたって重要なポイントを解説されました。

また、成功事例を多く挙げ、戦略をどのように立て、課題をどのように克服し、どのような戦術で事業を成功に結ぶ付けたのかを、分かりやすく紹介いただきました。

一方、受講生の自己紹介を聞いた先生は、「みんな正直に話しすぎ!他の受講生は競合相手になる可能性もあるから、“出し惜しみ”や“ライバルをだます”ことも、時には必要」とユーモアたっぷりに切り返し、受講生の緊張をほぐしてくれました。

講義が終わってからは夕食と入浴を済ませ、夜は懇親会が開かれました。

実は、これも大事な「学習」!

みんなでアルコールを飲みながら、本音を語り合い、受講生同士や先生方との親交を深めました。

私たちスタッフも、不覚にも(?)アルコールが入って語りに夢中になってしまったため、懇親会の様子を写真に撮り忘れてしまいました・・・。(>_<)

翌日は、受講生をいくつかのグループに分け、「6次産業化に向けた戦略目標と事業理念を考えてみる」というテーマでワークショップが行われました。これには、高木先生の他、研修に参加した山形大学の先生方も加わり、受講生にアドバイスをしたり、質問に答えたりしていました。



最後に高木先生が、「今日のワークショップで各自が書いたペーパーは、2月(スクールの最後)まで持ってて。今は大雑把でも、後々成長の跡がみられるから!」と締めくくり、2日間の宿泊研修は終了しました。

最初はあまりコミュニケーションがなかった受講生も、帰る頃にはすっかりうち解けた様子でした。

東北ブロック6次産業化行動推進会議が行われました。

2011/08/05

平成23年7月21日に、仙台ガーデンパレスで「東北ブロック6次産業化推進行動会議」が行われました。

同会議は、東北農政局が中心となり、東北財務局や東北経済産業局、東北運輸局などが行政の枠を超えて連携し、さらに産学官連携によって東北の6次産業を進めていく活動です。

東北ブロック6次産業化推進行動会議HP

http://www.maff.go.jp/tohoku/6zi_koudou/index.html

第1部では、「販路拡大分科会」「農村と都市・海外交流分科会」「金融分科会」「人材育成分科会」の各部会から活動報告が行われました。
ビジネス・スクールを運営する「やまがた第6次産業人材創生コンソーシアム」からは、フィデア総研の細野理事長(プロジェクトリーダー)が人材育成分科会に、同じくフィデア総研の加藤主席研究員が金融分科会のメンバーになっています。

第2部では、米農家・石井稔氏による基調講演が行われました。
子どもの頃から稲作を始め、研究に研究を重ねながら、1表10万円のブランド米「石井稔の米」を確立するまでの過程を、苦労話などを交えながら講演されました。
石井氏の活躍は、NHK番組「プロフェッショナル」でも紹介されました。
よい米を作るポイントは、ズバリ!土作りだそうです。




第3部では、パネルディスカッションが行われ、4人のパネラーが活動内容や6次産業に対する考え方などを述べました。
最後に、
(株)一ノ蔵名誉会長の淺見紀夫氏からは、「たくさんの産業が連携すれば、雇用も広がり地域が活性化する。多様性を大事にしてほしい」
(有)安達農園代表の安達茂夫氏からは、「土地があるから漫然と農業を行うのではなく、常に消費者ニーズを意識した栽培を行ってほしい」
(株)舞台ファーム代表の針生信夫氏からは、「マーケティング活動を行いながら、オール東北で6次産業化を進めるべき」
(株)ヤマザワ会長の山澤進氏からは、「大いに競争して、6次産業化のレベルアップを図ってほしい」
とのメッセージをいただきました。